愛してる、愛してない・・・


珍しく、あらすじを見ずに借りてみたのでびっくり!


前半は、オドレイ・トトゥ演じるアンジェリクのかわいらしさが際立ち、
花屋や店のインテリアも自転車も、服もキュートな赤がメイン。
恋愛にはまってドロドロになっていくのかな、と感じてきたとき
急にまったく違う展開になっていく。
かわいいラブストーリーなんかでは全くなく、サイコサスペンス?!
ラストもぞっとする反面、狂気なはずの絵がかわいく見えてしまう。


ストーリーの展開と共に大きく印象づけるのは、色合いと光。
光がいっぱい注いでいる前半から、色がだんだん褪せてきて、
暗くなってくるが、ラストはアンジェリクの心をあらわすかのように
光があふれる画面で終わる。
音楽も効果的に使われ、明暗を際立たせている。