手紙



東野圭吾の原作は読んでいたんですが、これは映像でも見たいと思いDVD見ました。
設定を一部変えているところはあったけど
(本ではミュージシャン、映画ではお笑いを目指す)
エピソードは盛り込まれていたように思います。
(ちょっと本の詳細は忘れ気味・・・)
2時間、という一番大きな時間の制約のなかでよくここまで、という感じ。
ただ、いろんな山がある分、逆に淡々と進んでいくように感じました。
でもやっぱりラスト数分は泣けます。かなり。。。


本でも色々と考えさせられましたが、映画で見ても
やはりこの兄弟と家族のその後を考えずにはいられません。
決してハッピーエンドなんかではなく、ずっと罪を背負って生きていくことを。


本でも映画でも一番心に残っていること・・・
犯罪者の家族だからって不当な差別をされている訳じゃない。
「悪」を遠ざけたいと思うのは人間の普通の心理。
だから、犯罪者はそこまで含めて考えなきゃならない。
本人が刑を受けて終わりではないんだ、と。
家族も社会的制裁を受けざるを得ない、そんな状況にさせることが
一瞬でも頭をよぎれば犯罪はおきなかったのかな。