半島を出よ(読み始め)


村上龍の「半島を出よ」読み始めました。
ただいま上の半分くらい。
どんなラストが待っているのか、全く想像がつきません。


経済が破綻し、アメリカから切り捨てられ、アジアでも疎ましい存在になっている日本。
それなのにきちんとした対策がなされない。
ありえない話じゃないのが怖いです。


北朝鮮の特殊戦部隊員9名が福岡に上陸する。
そのときの視点人物はキム・ハッス。
彼は英語だらけの街を見て、他国の民族衣装を着ているホテルマンを見て
生きているという実感のない人々を見て、怒りや不安を感じる。
北朝鮮の自国への誇り、そのゆるぎない気持ちはすごいと思う。
(もちろんそれだけで動くのは理解できないし、いいとは思わない)
自分も含めて今の日本に「日本人である」というプライドが
どこかに残っているのかな?
それはどこでなくなったのかな。
哀しい国だと思いました。


読み終わったらまた書きたいと思います。