オーデュボンの祈り


オーデュボンの祈り
またまた伊坂幸太郎です。
なんだろう、この人の作品は。
どれも途中で気分が悪くなる場面がある。(殺人とか…)
なのに、どれも読み終わるときには心が温かくなり
感激感動ではない理由の分からない涙が出そうになる。
なんだか原点に戻れる気がする。


「オーデュボンの祈り」に関しても、
誰も知らない島、話せる上に未来まで予測できるカカシ、
奇妙な人だらけのそんな島でカカシが殺される
そんなあらすじで読む気は全くなかったはずなのに。。。
読んでみると、そんなリアリティのないストーリーなのに
その島こそがリアルな世界のような気になってくる。
またまた伊坂幸太郎にやられた、って感じ。